全然怖くない!信用取引って何?

イメージ先行で悪い印象を持たれがちの信用取引

「信用取引」と聞くと、金融取引に携わっていない人はどう思うでしょうか?現在でも「危険な取引だ」、「損失が膨らむため大変恐い」といった印象を持つ人が少なくない状況です。
しかし、信用取引の構造をよく理解すれば、決して恐ろしいだけの金融取引ではないということがわかるはずです。信用取引では資金や株といった有価物を証券会社から借りうけ、それを元手に株取引を行うため、構造的には借金と同様です。しかし、信用取引を行う際の原資となる「委託証拠金」は損失によって借りうけた資金や株の価値が毀損した場合に補填されるための資金であり、さらにその毀損額は個人投資家であれば決して支払い不可能な額となることは無いため、「借金を抱えて身を崩してしまう」という恐怖心は完全に的外れなイメージだということになります。

信用取引におけるセーフティロック

また信用取引においては、投資家に一方的な損失を生じさせないような措置も制度的に盛り込まれています。
例えば「追証」と呼ばれるシステムが、それに当たります。追証は信用取引における損失が、委託証拠金の一定比割り込んだ場合に発生する、強制性が高い委託証拠金の追加入金のことですが、一般的にはこの強制性から「追証は恐い、だから信用取引は恐い」というイメージを持たれています。
しかし、追証が起きるということは、「一方的な損失が生じる状況をストップさせる」ということに他なりません。実際は、借金の取立てのような恐いものではなく、多額の損失から投資家の身を守ってくれるセーフティロックだと言うことができます。こうした投資家を守ってくれる構造があるため、信用取引は決して恐ろしい取引ではないのです。

かつては法外なほど高かった信用取引の手数料は、近年大幅に安くなっています。証券会社間の競争が激しくなったことが主な理由です。